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2016-07-29 17:23 | カテゴリ:映画音楽
『シン・ゴジラ』予告編!その音楽
↑劇場公開前の、予告動画の音楽に関する記事

さて、いよいよ本日公開となりました、庵野監督の『シン・ゴジラ』!
IMAXで朝から観て参りました!
ネタバレなしの、総評と言うか…まず個人的な感想。

270%、満足いたしました!!

想像を遥かに超える出来です!

巧妙な展開!鮮やかな映像表現!
原点回帰に留まることのない、同時代性と強烈なメッセージ!

日本という国のリアリティ。そして、紛うことなき、庵野ワールド!

芸術性とエンターテイメント性の両立。

こんな作品は、そうそう現れないでしょう。

これから商業的な成績がどうあれ、間違いなく、日本映画の金字塔に加えられると、自分は確信しています。

興味のある皆さんは、是非是非、劇場へ足を運んで下さい!
それだけ価値のある作品です!

もう観てきたよ!という方は、ネタバレありの、次の記事へ!
音楽に焦点を当てて、語って行きたいと思います。

つづく
2016-05-17 02:50 | カテゴリ:クラシック音楽

このブログはどうも研究分野が「音響」寄りになってしまっているので、ここは一つ、大きく舵を切って「拍子・リズム」について考えてみることにする。

最初のテーマは「8分の6拍子」系についてだ。

ポップスやジャズ、ロック、クラシック音楽では「4分の4拍子」がほとんどを占める。
基本中の基本というべきか、なぜか音楽においては、4つで1セットという、言わば「常識」がある。
4分音符4つで、一小節の「全音符」となるし、メロディーは4小節で大きな1セットになる場合が多い。

しかし、8分の6拍子は、1小節が「3つセット」×2からなる拍子だ。
8分の12拍子は、「3つセット」×4となる。
こういう言い方をするとなんだか複雑な気がしてくるが、実際にその拍子で書かれた曲を聴いてみて、複雑に感じる人はいないだろう。…むしろとても自然な感じで、くつろげる。

ケルト系の民族音楽に多いし、クラシックでも、「舟歌」といったものや、ダンスミュージック、「タランテラ」といったもので頻繁に見かける。ポップスでは、中島みゆきの「時代」などだろうか。

そしてなんとなく、個人的に、「人と自然が調和したような印象」を受ける。かつ、前進感がある。

これはなぜか?

本では答えが見つからなかったので、ひとり思索にふけっていた。
そしてある日、そんな思索をやめかかっていた頃、人気のない地下鉄駅を歩いていてハッとした。

「足音だ」

構内に響く自分の足音、まさにこれが8分の6拍子の特徴を呈していた。
人間の、靴音。
右足を踏み込む音。コレが第1拍目。そして2拍目が休符。3拍目は、左足のかかとの着地音だ。これで1セット。
そして左足の踏み込む音。コレが次の第1拍目。再び2拍目が休符。そして3拍目は、右足かかとの着地音。これで2セット。…あとはこの繰り返しである。

皆さんも是非、試してみて欲しい。少し歩くのが楽しくなるのではないだろうか?

「歩くリズム」の音楽として「行進曲(マーチ)」が代表格として挙げられるだろうが、行進は「自然」ではないし、実際つかれる。

8分の6拍子を聴くときに感じる自然な前進感の印象は、人の体に染み付いた、ヒト独特の「自然な歩行のリズム」に由来するのかもしれない。
2016-04-16 19:29 | カテゴリ:映画音楽

アニメ『ふしぎの海のナディア』よりレクイエム

『シン・ゴジラ』予告

さて、この2つの音楽は共に、庵野監督の作品につけられた、鷺巣詩郎氏の作曲作品だ。

上は庵野監督のデビュー作ともいえる、ふしぎの海のナディア(1990〜91)。

下は2016年夏公開予定の、『シン・ゴジラ』。

この『シン・ゴジラ』の音楽について、前回の記事で「これは初代ゴジラ(1954)の伊福部昭の〈海底下のゴジラ〉へのオマージュである」ということを述べてきたが、書き終わった後でなにか引っかかったので、2chのエヴァ板の、『シン・ゴジラ』についてのスレを覗いてみたら、興味深いレスがあった。

それが、「あの曲は、ふしぎの海のナディアのコレだよ」という内容のものであり、リンクでYoutubeへの動画へ飛んだ。

確かに2つを聴き比べてみると、よく似ている…というより、テイストとしてほぼ同じだといえる。そしてやはり、音型の一部も一致する。

ここ最近、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』において、過去作ナディアの音楽を転用していることを鑑みると、確かにその可能性も高いだろう。

つまり、前回の記事での分析内容も加えてみると、この『シン・ゴジラ』の音楽は、伊福部昭の「海底下のゴジラ」+鷺巣詩郎の「レクイエム」の重なったもので出来ているということになる。

前記事では、「ゴジラの復活」を音型で表しているのだ!と息巻いてしまったが、なんということだ。

「レクイエム」は死者への鎮魂歌である。

うーむ…ややこしい…どういうことだろうか…

…いや、ここで難しいことを考えるのは、やめよう。

答えは、当日、劇場で見てみてから出すことにします。



2016-04-15 22:03 | カテゴリ:映画音楽

ゴジラ(1954)より 伊福部昭作曲(海底下のゴジラ)

『シン・ゴジラ』予告 

さて、最初にこの2つの曲を聴き比べて欲しい。

上が、1954年の初代のラストシーンに流れる、伊福部昭作曲の「海底下のゴジラ」である。
「ゴジラ、ゴジラ」で有名なドシラ、ドシラの音型が、ここでは移置され♭ミレドになり、音価が引き伸ばされている。
♭ミーーレーードーーレーー♭ミーー…と、ゴジラの死と浄化を、美しい弦楽器群で描いているのだ。

そして、下が最新作『シン・ゴジラ』の予告の(十中八九、鷺巣詩郎の)新曲である。
コーラスの上のメロディーに紛らわされず、中声部の(第2ヴァイオリンかヴィオラあたりの)音を聴きとって頂きたい。

なんと、ドーーレーー♭ミーーレーー…と、「海底下のゴジラ」と同じモチーフを反行させているのである。



…これは、単なる偶然だろうか?

いや、ここまで来ると、単なる引用、オマージュやリスペクトというもので済ませるのも物足りなくなる。

もっと掘り下げたい。

日本の公開名は「シン・ゴジラ」だが、海外には「Godzilla Resurgence」と銘打ってあるようだ。
すなわち、「ゴジラ復活」である。

しかしその予告の曲というは、伊福部が「ゴジラの死」を描くために用いた音を「逆行」させているのだ。

「死」の逆、「誕生」もしくは「復活」。

「死と新生」。


…いやはや、また一本取られましたよ。


ということで、僕はあの「シン・ゴジラ」が、初代ゴジラが骨になった状態から、奇跡的に復活した「同一ゴジラ」であるという設定であることに賭けたいと思います。

予告を見た外国人が、リアクションをYoutubeにアップしているですが、そのコメントに「He looks like a zombie(ゾンビみてえだ)」という反応が複数ありましたが、あながち間違いではないのかもしれません。


(つづく)
2016-04-15 21:14 | カテゴリ:映画音楽
『シン・ゴジラ』予告動画

7/29公開となる、日本製ゴジラ最新作。

つい先日4/13、上の動画が予告として発表されました。

さっそく世界中のゴジラファンが、目をむいて興奮しています。

僕はゴジラマニアではありませんが、初代ゴジラ(1954)の色褪せることのない魅力は知っているし、1998年ハリウッドゴジラというトカゲパニック映画もリアルタイムで見たし、つい最近の2014年ハリウッドゴジラを映画館で見て、その熱量に圧倒されたことも記憶に新しいので、全くのゴジラ素人ではないつもりです。

しかし、最初の怪獣映画体験といえば、むしろ小学生の頃に見た平成ガメラシリーズであったし、それに比べて同時期のゴジラはなんだか「見劣りする」感があって、苦手でした。日本版最終作と謳った「ファイナルウォーズ」の頃には、全く興味を失っていました。

しかし、平成ガメラの樋口真嗣特撮監督と、その親友…このブログで何度も取り上げているエヴァンゲリオンの庵野秀明監督とが手を組んで作る、久々のゴジラ最新作ということなので、流石に僕も前のめりで情報をチェックしていました。

…しかし、不安しかありませんでした。

なにせ、あの莫大な予算が組まれ、莫大なヒットを生み出した、2014年ハリウッドゴジラの記憶が新しいうちに打ち出す、日本版です。

最初のシン・ゴジラの「特報」(人々が逃げ惑うだけの)は、かねてから抱いていた本作への不安が爆発し、失敗を確信しました…



あまり期待をこめない感じで見た今回の予告トレーラーによって、印象がガラリと変わりました。

「あれ!?これイケるんじゃね?」

まず、第1に、ゴジラのビジュアル。
これはもう、デザインが秀逸。異形だし、破壊神っぽいし、なにより、ワケわからんほどの「悲痛な怒り」に満ち満ちています。巨神兵とエヴァとゴジラの「神性」と「悪魔性」と「破壊性」が見事に融合しています。
和製でありながら、ゴジライメージデザインの前田真宏さん(マッドマックス最新作に関わった)特有の、若干アメコミっぽい雰囲気があるのも、海外ウケするポイントでしょう。

そして第2に、音楽。
予告動画の映像は、1曲の音楽によって完全に統制され、冒頭のゴジラの咆哮を除いて、劇中の会話音声などが伏せられています。新劇エヴァの予告スタイルですね。とても効果的です。

予告の曲の詳細は公表されていませんが、間違いなく鷺巣詩郎さんの手によるものでしょう。
最近のヱヴァンゲリヲン新劇場版のスタイルで書かれています。
またこれも意外と外国人にはウケがよろしいようです。

さて、ここは音楽研究をテーマにしたブログなので、さっそくこの曲について語っていきたいと思います。

後編へ続く!


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