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2016-08-01 10:31 | カテゴリ:映画音楽

【NEW!!】このシーン、ピアノで再現してみました動画


Persecution of the masses-群衆の迫害 -

群衆の迫害

主の恵みの、あいなきことよ!

おお、主よ!我らに加護を与え給え!
祈りを捧げし罪なき子羊に
責め苦を与え給うな!

いと高き賛美が、我らの全てなれば
我らを御身から離し給うな!



…以上。だいたいこんな内容だと思います。意訳も入ってますが。
とても宗教的な内容ですね。教会典礼のような。
そう考えると、題名の「masses(単数形mass)」は、群衆、民だけでなく、キリスト教の「ミサ」の意味もある掛詞(かけことば)だと思われます。

つづく!
2016-07-31 19:32 | カテゴリ:映画音楽
IMG_2437.jpg
(画像は、7/30の、札幌地下歩行空間に展示されていたゴジラ)

さて!皆さん!僕の↓の記事を憶えておいででしょうか!?未読の人は、是非読んでみてください!
過去記事「シン・ゴジラ」予告編の音楽

さて、今日、『シン・ゴジラ』のサウンドトラックがEVANGELION STOREより到着しまして、早速ききかじっているところでございます。

予告編で流れていた楽曲の題名が判明しました。「Persecution of the masses」。

これに庵野監督がつけた題が、「上陸」となっています。

僕はドヤ顔をします。

なぜならば!

過去記事にて、【この音楽は、伊福部昭の「海底下のゴジラ」のメロディを裏返したもの、つまり反行形なわけで】【ゴジラの沈没、死の裏返し、つまり復活を音型によって表している!】と結論づけたわけですが、半分、的中でしたね!

実際、シン・ゴジラが海から上陸し、人類に初めて立ちはだかる際の音楽だったわけで!

リーフレットに載っている英語の和訳作業をすれば、もっと分かることがあるかもしれません!

つづく!
2016-07-29 18:40 | カテゴリ:映画音楽
さてさて、過去の記事で、予告編の音楽が、初代ゴジラの伊福部昭の音楽へのオマージュであることを、独自の分析によって明らかにしました。

さて、映画本編はというと。

(…ここからネタバレあり!!)


伊福部昭の音楽に溢れていましたね!

伊福部昭オマージュとかいうレヴェルではなく、まさに原点回帰。

自分は、今回の映画に付される、鷺巣詩郎作品に大いに期待していたのですが、あくまで伊福部というハンバーグに添えるブロッコリーやニンジンのような感じでした。

音源も、当時録音されたもので、新しい映像と古い音楽の融合は、とても新鮮な演出でした。

…と言うような全体的な事は、誰でも言える事だと思うので、もう少し深めていきましょう。

庵野&鷺巣コンビの代表作、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズでは、予告動画を、セリフなしのミュージックビデオのような感じで、本編を予測させないような断片的な本編映像をバラバラと貼り付けて作っておいて…そしてその楽曲を、本編の一番盛り上がるシーンで流すことで、観客に「キターーー」感を存分に味わわせる、というのがパターンでした。

しかし、今回はどうでしょう?

なんと、序盤の(しかも、ゴジラが何だかよく分からない姿の時の)のシーンで、早々と使ってしまったのです。

これには肩透かしを喰らいましたね!

パンフレットに書いてある通り、鷺巣さんのトリックは成功していたと思います。

しかし、パンフレットに書いていないトリックも、鷺巣さんは仕掛けていたのでは?
というのが、本記事の主軸になります。

トリックひとつめ。

【序盤と、中盤以降の緩急。】

序盤は、動きの鈍〜〜い政治家たちが中心となって物語が進むのですが、ここに全然、音楽は付けられません。
庵野作品にしては、会話のリズムも悪いし、調子外れです。

ようやく作戦が動き出し、音楽キタ!と思いきや、エヴァのDecisive Battle(決戦)をもじったような、偽モンの、パチモンのような音楽が流れ始めます。

(ようやくキタ!……でも何だか微妙…燃えない…)

というのが自分の第一印象だったのですが…

物語が動きだすキッカケ…各分野のスペシャリスト(ただし鼻つまみ者)たちが集められるシーン以降、本物のDecisive Battleが流れ、会話もリズミカルに、カッコよく流れ始めます。

「やられた!」

音楽を用いた、音楽でしかできない表現。

これを、映画の展開に合わせて効果的に配置した、そのトリック!

庵野&鷺巣コンビは映画作品において、音楽、音声の流れを意識し、巧みに利用することが出来る、稀有な才能だと思います。





2016-07-29 17:23 | カテゴリ:映画音楽
『シン・ゴジラ』予告編!その音楽
↑劇場公開前の、予告動画の音楽に関する記事

さて、いよいよ本日公開となりました、庵野監督の『シン・ゴジラ』!
IMAXで朝から観て参りました!
ネタバレなしの、総評と言うか…まず個人的な感想。

270%、満足いたしました!!

想像を遥かに超える出来です!

巧妙な展開!鮮やかな映像表現!
原点回帰に留まることのない、同時代性と強烈なメッセージ!

日本という国のリアリティ。そして、紛うことなき、庵野ワールド!

芸術性とエンターテイメント性の両立。

こんな作品は、そうそう現れないでしょう。

これから商業的な成績がどうあれ、間違いなく、日本映画の金字塔に加えられると、自分は確信しています。

興味のある皆さんは、是非是非、劇場へ足を運んで下さい!
それだけ価値のある作品です!

もう観てきたよ!という方は、ネタバレありの、次の記事へ!
音楽に焦点を当てて、語って行きたいと思います。

つづく
2016-04-16 19:29 | カテゴリ:映画音楽

アニメ『ふしぎの海のナディア』よりレクイエム

『シン・ゴジラ』予告

さて、この2つの音楽は共に、庵野監督の作品につけられた、鷺巣詩郎氏の作曲作品だ。

上は庵野監督のデビュー作ともいえる、ふしぎの海のナディア(1990〜91)。

下は2016年夏公開予定の、『シン・ゴジラ』。

この『シン・ゴジラ』の音楽について、前回の記事で「これは初代ゴジラ(1954)の伊福部昭の〈海底下のゴジラ〉へのオマージュである」ということを述べてきたが、書き終わった後でなにか引っかかったので、2chのエヴァ板の、『シン・ゴジラ』についてのスレを覗いてみたら、興味深いレスがあった。

それが、「あの曲は、ふしぎの海のナディアのコレだよ」という内容のものであり、リンクでYoutubeへの動画へ飛んだ。

確かに2つを聴き比べてみると、よく似ている…というより、テイストとしてほぼ同じだといえる。そしてやはり、音型の一部も一致する。

ここ最近、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』において、過去作ナディアの音楽を転用していることを鑑みると、確かにその可能性も高いだろう。

つまり、前回の記事での分析内容も加えてみると、この『シン・ゴジラ』の音楽は、伊福部昭の「海底下のゴジラ」+鷺巣詩郎の「レクイエム」の重なったもので出来ているということになる。

前記事では、「ゴジラの復活」を音型で表しているのだ!と息巻いてしまったが、なんということだ。

「レクイエム」は死者への鎮魂歌である。

うーむ…ややこしい…どういうことだろうか…

…いや、ここで難しいことを考えるのは、やめよう。

答えは、当日、劇場で見てみてから出すことにします。



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