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2016-04-15 22:03 | カテゴリ:映画音楽

ゴジラ(1954)より 伊福部昭作曲(海底下のゴジラ)

『シン・ゴジラ』予告 

さて、最初にこの2つの曲を聴き比べて欲しい。

上が、1954年の初代のラストシーンに流れる、伊福部昭作曲の「海底下のゴジラ」である。
「ゴジラ、ゴジラ」で有名なドシラ、ドシラの音型が、ここでは移置され♭ミレドになり、音価が引き伸ばされている。
♭ミーーレーードーーレーー♭ミーー…と、ゴジラの死と浄化を、美しい弦楽器群で描いているのだ。

そして、下が最新作『シン・ゴジラ』の予告の(十中八九、鷺巣詩郎の)新曲である。
コーラスの上のメロディーに紛らわされず、中声部の(第2ヴァイオリンかヴィオラあたりの)音を聴きとって頂きたい。

なんと、ドーーレーー♭ミーーレーー…と、「海底下のゴジラ」と同じモチーフを反行させているのである。



…これは、単なる偶然だろうか?

いや、ここまで来ると、単なる引用、オマージュやリスペクトというもので済ませるのも物足りなくなる。

もっと掘り下げたい。

日本の公開名は「シン・ゴジラ」だが、海外には「Godzilla Resurgence」と銘打ってあるようだ。
すなわち、「ゴジラ復活」である。

しかしその予告の曲というは、伊福部が「ゴジラの死」を描くために用いた音を「逆行」させているのだ。

「死」の逆、「誕生」もしくは「復活」。

「死と新生」。


…いやはや、また一本取られましたよ。


ということで、僕はあの「シン・ゴジラ」が、初代ゴジラが骨になった状態から、奇跡的に復活した「同一ゴジラ」であるという設定であることに賭けたいと思います。

予告を見た外国人が、リアクションをYoutubeにアップしているですが、そのコメントに「He looks like a zombie(ゾンビみてえだ)」という反応が複数ありましたが、あながち間違いではないのかもしれません。


(つづく)
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