2016-01-25 19:06 | カテゴリ:アニメ音楽

さて、今回からは『Q』になります。

2012年初冬。忘れもしません。
2009年の『破』と同じように、公開初日に行ったと思うのですが、劇場を出た後のテンションは真逆でした。

「んなんじゃこれゃー!!」

という心の叫び。多くの人が同じ驚愕を感じたことでしょう。

エヴァらしからぬ『破』でのご都合主義的展開の反動が、Qに全て降り注いでいます。悲惨です。とてもエヴァらしいです。

全体的なこととして、まず新劇場版は「碇シンジ」の物語であることを、意識せざるを得ないですね。

旧TVシリーズでは、彼は「舞台装置」に近かったと思います。
そのせいで、世界観に惹かれこそすれ、主人公の境遇に共感こそすれ、彼に感情移入する人は少数だったのではないでしょうか。大多数は「なんだこの主人公」「シャッキリせーや鬱陶しい」というフラストレーションを抱いて、遠くから俯瞰していたと思います。

ところが新劇では、彼はちゃんと主人公をしています。残念ながら英語で言うヒーローという主人公ではないのですが、物語の中心軸として描かれています。これが、新劇場版と旧シリーズを分ける一番大きな要素だと思っています。

『破』では、観客はシンジに対して応援し、労い、認め、そして思わぬ成長に驚かされたと思います。

『Q』では、「…なんかおかしくね?」「…嘘だろ?」「夢なら覚めてくれ」「…なんとかならんのか」「元に戻してくれ…こんなの間違ってるよ」という感情を、シンジとともに観客は追体験したと思うのです。

では、そうした物語に対して、音楽はどうだったでしょうか?

…なかなか一言でいうことが難しいのですが、全体として

「ダークでシリアスな、重い印象を持っている」
「音楽が物語の進行を支えている」
「今までに比べ、より音楽の主張が強い」

ということが言えると思います。
実際、音楽はロンドンで3年かけて収録され、かなり力の入ったものとなっています。

サウンドトラックの動画では、「Qはイマイチだったけど、曲が凄かった」なんてコメントなども散見します。
Qにおける音楽とは何だったのか。

次回以降、詳しく見ていきましょう。
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