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2016-05-17 02:50 | カテゴリ:クラシック音楽

このブログはどうも研究分野が「音響」寄りになってしまっているので、ここは一つ、大きく舵を切って「拍子・リズム」について考えてみることにする。

最初のテーマは「8分の6拍子」系についてだ。

ポップスやジャズ、ロック、クラシック音楽では「4分の4拍子」がほとんどを占める。
基本中の基本というべきか、なぜか音楽においては、4つで1セットという、言わば「常識」がある。
4分音符4つで、一小節の「全音符」となるし、メロディーは4小節で大きな1セットになる場合が多い。

しかし、8分の6拍子は、1小節が「3つセット」×2からなる拍子だ。
8分の12拍子は、「3つセット」×4となる。
こういう言い方をするとなんだか複雑な気がしてくるが、実際にその拍子で書かれた曲を聴いてみて、複雑に感じる人はいないだろう。…むしろとても自然な感じで、くつろげる。

ケルト系の民族音楽に多いし、クラシックでも、「舟歌」といったものや、ダンスミュージック、「タランテラ」といったもので頻繁に見かける。ポップスでは、中島みゆきの「時代」などだろうか。

そしてなんとなく、個人的に、「人と自然が調和したような印象」を受ける。かつ、前進感がある。

これはなぜか?

本では答えが見つからなかったので、ひとり思索にふけっていた。
そしてある日、そんな思索をやめかかっていた頃、人気のない地下鉄駅を歩いていてハッとした。

「足音だ」

構内に響く自分の足音、まさにこれが8分の6拍子の特徴を呈していた。
人間の、靴音。
右足を踏み込む音。コレが第1拍目。そして2拍目が休符。3拍目は、左足のかかとの着地音だ。これで1セット。
そして左足の踏み込む音。コレが次の第1拍目。再び2拍目が休符。そして3拍目は、右足かかとの着地音。これで2セット。…あとはこの繰り返しである。

皆さんも是非、試してみて欲しい。少し歩くのが楽しくなるのではないだろうか?

「歩くリズム」の音楽として「行進曲(マーチ)」が代表格として挙げられるだろうが、行進は「自然」ではないし、実際つかれる。

8分の6拍子を聴くときに感じる自然な前進感の印象は、人の体に染み付いた、ヒト独特の「自然な歩行のリズム」に由来するのかもしれない。
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